掲載媒体 : 時事通信ニュース

 ソフトバンクの携帯電話を購入した顧客の情報6000件余りを不正に取得したなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は4日までに、不正競争防止法違反(営業秘密の領得など)容疑で、元携帯電話販売代理店社長の稲葉修作容疑者(35)=東京都世田谷区宇名根=を逮捕した。「情報をリスト化したのは間違いないが、法に触れるとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。
 逮捕容疑は2015年11月~18年2月、ソフトバンクの顧客情報6437件をコンピューターに無断で保存。17年5~8月にこの情報を利用して顧客4人にWi―Fi(ワイファイ)などの契約を勧めた疑い。

 同課によると、稲葉容疑者は都内で販売代理店2店を経営し、ソフトバンクの携帯電話などを扱っていた。携帯購入の際に顧客が申し込み確認書に書き込む名前や携帯の暗証番号、銀行の口座番号などの情報を不正にリスト化し、他の商品の販売に利用していたという。リストにはソフトバンクの顧客情報などが約9500件記載されていた。

 稲葉容疑者が集めた顧客情報は、「ドコモ口座」などの電子決済サービスを使い他人の銀行口座から現金を引き出した事件で同課に逮捕された菅拓朗被告(37)=電子計算機使用詐欺罪で起訴=にも流れたとみられている。2人は知人で、菅被告のパソコンからは、稲葉容疑者が作成したのと全く同じリストが発見されたという。 

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