掲載媒体 : THE WALL STREET JOURNAL.
森氏の女性差別発言は非難したが、ウイグル女性に対する中国の組織的虐待は黙殺
日本の元首相の森喜朗氏は先月、女性は会議でしゃべりすぎるなどとする性差別発言を行ったことを理由に、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長の座を追われた。同発言をめぐる混乱がピークに達した際、国際オリンピック委員会(IOC)は、彼の発言が「完全に不適切だ」とする声明を発表。男女同権は「極めて重要な基本的人権であり、オリンピック憲章の根本原則だ」として、その権利の推進に関するIOCのこれまでの成果を強調した。
しかしIOCには、倫理上の重大な盲点がある。それは2022年冬季五輪のホスト国となる中国での、女性に対する組織的虐待だ。米AP通信は2020年6月、新疆ウイグル自治区のウイグル族などイスラム教徒の多くの女性に対し、中国当局が避妊手術、妊娠中絶、産児制限などを強制していると報じた。
全文は掲載元でご覧ください
fa-sign-in中国の大量虐殺を無視するIOCの偽善
【関連記事】
- ウイグル人権「深刻な懸念」 官房長官、制裁言及避ける
- ウイグル人権問題 日本政府は制裁に慎重姿勢 責任ある行動促す
- 共産・志位氏「毛沢東を一番礼賛したのは公明」 人権議連めぐり皮肉
- 公明中国・人権問題が衆院選公約に明記、改憲項目も列挙 保守層にアピール
【 掲載媒体 / Screen capture 】