
掲載媒体 : Newsweek
<4月1日に施行される改正種苗法。その背景には、中国や韓国の無断栽培があった。韓国側の状況を見てみる...... >
2021年4月1日、改正種苗法が施行される。新品種の開発者が、栽培地を国内や特定の都道府県に限定できるようなり、また、農家が収穫物から種子を採取して翌シーズンの生産に使う「自家増殖」は許諾制になる。
改正前は正規に購入した種苗の海外への持ち出しは違法ではなかったが、4月以降は「国内限定」などの制限に違反すると、個人は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、法人は3億円以下の罰金が課され、流通の差し止めや損害賠償を求償される。
国産農産物の輸出拡大を進めるなか、優良品種の海外流出対策を柱とする改正で、中国や韓国の無断栽培の増加が改正の背景にある。ここでは、韓国側の状況を見てみよう。
2000年代半ば韓国のイチゴ市場は日本品種が90%以上に
2018年、平昌冬季五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表が、試合後の記者会見で「韓国のイチゴがおいしかった」と絶賛し、当時の斎藤健農林水産相が微妙な反応を示した。韓国のイチゴは日本から流出した品種をもとに開発されていたからだ。
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fa-sign-in4月1日、改正種苗法が施行 韓国の無断栽培増加が背景にあった
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