日本経済停滞 三つの原因

博士77

日本経済は三十年におよぶ停滞。右肩下がりは若者の夢を奪い、士気の希薄な日本からは世界を導く新技術は発明されなかった。スマホなど新しい技術によるビジネスは米国が寡占し、GAFAは猛烈な勢いで伸びた。そしてAI開発でも日本は「周回遅れ」にある。

なぜ?日本は置いてきぼりを食らったのか。

第一に1985年のプラザ合意である。
不意の為替レートの変更は日本国内の零細中小企業の輸出競争力を失わせ弱電分野の多くが倒産、あるいは海外へ工場を移転し日本の空洞化が始まった。この政治責任は大きい。

第二は1986年の「日米半導体協定」である。
アメリカに経済ナショナリズムの嵐が吹き荒れ、とりわけ半導体で世界一を突っ走っていた日本勢に急ブレーキが掛かった。次世代の半導体技術は韓国、台湾へ移転し、台湾が技術的にもインテルを抜きTSMCは世界一となった。そのTSMCが熊本に工場を新設すると聞いて、日本政府が3,000億円を補助してるが馬鹿にも程がある。そもそも熊本でつくられるのは旧世代の汎用品でしかないのであるから。

第三に為替による国内空洞化は、日本経済を金融にシフトさせ、行き場を失ったカネは株と不動産へ急傾斜した。強い円を国家戦略で用いることはなく、徒らに米欧豪の不動産投資が行われ、日銀の総量規制によってバブルは破滅。以後、三十年に亘って、日本経済はデフレ、GDP成長は「へなへな」とへしおれた。現在の日本経済で危惧すべきは異様な「円安」である。円安は嘗ては輸出競争力を高めたが、現在は世界的サプライチェーンがあり、部品工場は海外にあって、日本の大手企業の多くが海外生産故に、円安はプラスにならない。円安で儲かったのはFX投機組くらいなものだろう。

と、ここで終わっては、ミネルヴァのフクロウも深夜まで飛べ続けなければならず、三文評論家かネット雀に甘んじててしまう。
❶何故?そうなったか? 今更考えても仕方がないと言わずに丹念に調べ上げることだ。同じ轍を踏まないヒントがあるはずだから。
次ぎに❷どうして早期に対策が講じられなかったのか?これも❶に准ずる。
❸それでどうすればいいか?これは、以外と簡単①
❶と❷の黒幕というか仕掛け人を突き止めること。それが判ると、現在虎視眈々としているのが暴けることになる。

選挙で排除しようとしてるのもこれ。
また、②社会的にはそれ暴くとして、企業個人レベルではそうなると予測して「向こうを張る」こと。できれば漁夫の利狙いがいい必ず競争しているから。
人のつくったOS、MSーDOsをIBMに売り込んだGatesや孫正が持ち込んだiPhoneのIdeaを商品化したジョブスのように。
また孫正も、ほぼノーリスクで画期的なスマホの販売権を独り占めしている。それがあるからボーダフォンを買収してみせたが、最悪はジョブスに売る積もりだった様だ。
斬ったハッタをしているように見えるが安全牌を含む、確かな勝算を胸に秘めているのが判る。おいおいその例や応用のヒントを示していきたい。