戦争はもう始まっている

博士77
 世界各地で起きている武力衝突は遠いところのことであって日本や自分達には関係ないものと捉えられている。

 それは、国連の国際人道法が遵守され、戦闘の攻撃判断を人間がしているから。

 人間は恐怖を感じ、慈悲の心もある。そして大規模な戦争は勝者のないものだとも知っているから。寸でのところで踏みとどまっている。

 核ミサイルがそう、使えば戦争当事国は両国ともに壊滅してしまうから発射ボタンは押せないというバランス感覚が働き、何万もある核ミサイルも使われたことは一度もなかった。

 しかし、ここへ来て様相が変わった。

 ①軍事ドローン
これまでは遠隔操作ができる武器のひとつという位置付けであったから上述していたルールで運用されていた。しかしAiが登載されたドローンが数千ドルで調達できるようになっている。

 ドローンには恐怖心もなければ、無事に帰還しようとする気持ちもない。敵地の奥深く侵入し、そして攻撃の判断もAiが行っている。

 攻撃対象は戦車や武器だけでなく携帯電話の通話内容から敵とわかれば人間をも攻撃している。

 たった一人で一個連隊1,200名を殲滅。陸軍も空軍ももう無力。コレがドローン攻撃。

 ドローン一個は「スリコギ」位の大きさ。千メートルの上空に居たら見えません。爆薬ではなくウイルスを散布すれば小さな町の住民は居なくなる。
ドローン本体は回収して何度でも使える。

 ➁サイバー攻撃
これまでの、インフラなどへ被害を与えるものから、デマ情報を拡散し、相手国内に社会不安を創りだすことに目的が変化している。

 「ゆうつべ」動画の一部にAiが生成し自動で投稿されているものがあることも判っていて、それらを削除しているGoogleのAiとのイタチゴッコが続いてる。Aiはアカバンされても炎上しても痛くも痒くもなく、拡散されて世論と経済の混乱を来す。

 こうした情報は株の売買材料としてはもう市民権を得ていて対処の方法がないと言う。

 ③生物化学攻撃
おそらく、戦争では一番効率のいいものであろう。宣戦布告なんてものも不要で、敵国の国民だけを消滅させ勝利した国は相手国の国土や都市を無傷のまま居抜きで手に入れることができる。ラッシュアワーの鉄道、飲食店の割り箸、スーパーの生鮮食品などに散布するだけ。

 ワクチンや解毒剤とセットで開発した方が勝つ。

 この②と③は所謂グレー戦争として既に始まっている。②は嘗てハッカーが暇つぶしでやっていたのを国が手先として召し抱え、集団で動いてるし③は、核を持てない国にとっては軍事力の劣勢を払拭させる、超格安の生物化学兵器で相手国を無力化できるからだ。

 対処法はあるのか?

 この二つのグレー戦争への対処で効果的なのは世の中と遮断して生きること。都会で宮仕えをしてては難しいが、❶地方へ分散し❷食料を自給し、❸資産を安定したものにしておくことでほぼ無効化できる。

 昨年、半年ほど米国の中西部各地を廻ってみたが、こうした動きが始まっていた。電気代とガソリン代の高騰には見舞われしまうが失職したり、感染したり、家計が破綻することはなく、新しい生き方かもしれない。