博士77
 結論のない評論をしてみた。よって読まれても『そうか』というだけのことでで意味はないことを最初にお断りしておくとして、ウロ戦争の主要プレイヤーのスタンスと思惑を推測すると概ね下記の通り。

◆プーチン: 大ロシア帝国の野望はあるが、国力と照らしNATOへの危機感と嘗ての覇権国家としての矜持から、ウクライナの中立化、クリミアの確保、東南部の独立承認等を目指す。

◆ゼレンスキー: 元々はロシアとも対話するスタンスであったが、政権維持とアゾフ連隊等政権内部からの圧力による家族の生命も含めた危機回避のため、対露強硬路線を取っている。

◆アゾフ連隊: モンゴルの血が入ったロシア人を非白人と見て、ウクライナからの駆逐を目指す。

◆バイデン: 今秋の中間選挙を視野に、アフガン撤退不首尾の失地回復、トランプの盟友であるプーチンの悪魔化、息子ハンター・バイデン氏を通したウクライナ収賄疑惑の矮小化のために戦争の長期化を望む。

◆英国: 米国と平仄を合わせ、EUとロシアを対立させ両者の弱体化を狙う。

◆軍産複合体: 対空スティンガーミサイルや対戦車ジャベリンミサイルを含めた兵器ビジネスの利益最大化のため、戦闘の長期化を望む。米軍は死傷者が出る直接参戦より現状の訓練、作戦支援に留めたい。

◆ウォール街: 金融相場が荒れる事と、軍需、復興需要等で利益機会を狙う。

◆ネオコン: 民主化を至上価値とし、手段は問わない傾向がある。

◆習近平: 漁夫の利を狙う。戦闘長期化ならロシアへの経済制裁により、資源輸入先としてもロシアのジュニアパートナー化を高められる。停戦調停仲介等に関与すれば中国の国際的地位を高められ、どちらに転んでも利益になる。一部に習近平がロシアのウクライナ侵攻に「頭を抱えている」という言説があったが「腹を抱えている」の間違い。

 以上の如く、当事者のプーチンとゼレンスキー以外は、戦闘の長期化を望んでいるか、少なくとも短期の停戦合意を強くは望んではいないと思える。

 近年小型の核弾頭が開発されてはいるが戦局が極端に悪化しない限り現状で使用されることはないと見られる。大型の核兵器を使う可能性は更に無い。

 プーチンがウクライナ側のせいにしてこれらを使うか、あるいは逆にウクライナ側がプーチンのせいにして使う事も第三次世界大戦を招きかねないために、今のところは合理性が見出せない。

 だが、アゾフ連隊、ネオコンには、目的のためには手段を択ばない傾向があり、懸念されるところ。

 また、バイデンも自身の疑惑がいよいよ煮詰まったとき、むしろ第三次世界大戦の水際まで行く事を望みプーチンを挑発し続ける。

 また、中国が停戦調停仲介等で発言力を増した場合、バイデン政権と巨大なマーケットを手放したくないウォール街のビジネス界と取り巻きのマスメディアは、台湾を習近平に売り飛ばしかねない。

 「中国の台湾併合は、他国を攻めたロシアのウクライナ侵攻とは質的に違う」云々の言説を弄しかねない。昨今中国はそのための理論作り、言論工作を日本を含めて各国でやり始めている気配も感じられる。

 何れにしても、早期にウクライナ戦争を収束させ、中露疑似同盟に楔を打ち込み、ロシアを寝返らせての「拡大中国包囲網」無くしては中国の世界覇権を抑える事は不可能だろう。が、誰がそれをやるか、できるか?NATOに支えられているUN(国連)は機能しない。

 ロシア国民は何ちゃって民主主義の中、ここへ来て言論の自由も制限されているが、中国では、そもそも皆無(笑)である。

 もし共産中国の世界覇権が確立された際には、ウイグルから漏れ出た証言に照らせば、他民族に対する人権侵害は想像を絶するものになるだろう。

 地獄への道は、偽善と無明と強欲で舗装されている。

 一方、ヘタレ岸田がいきなりロシア外交官を追放するという挙動をみせた。喧嘩するならするでいいが、その前に軍備を整えるが当たり前、そのために軍事予算GDP2%のコンセンサスを取らなければならないし、改憲も必要。相手は、核ミサイルを世界一保有する国、北海道に駐屯してる自衛隊は軍備もないまま、そして動けないまま殲滅されてしまう。その後は推して知るべし。

 冒頭に『だったらどうすりゃいいのか』は書か(け)ないと述べたが、核による『相互確証破壊理論』がある以上、第三次世界大戦などは起こらないし、数年で戦費と兵站が底をつき終息していく。

 よって、日本国民としてはその間『何とか生き延びること』を考え、実践することだ。地球には既に2度ほど巨大隕石が衝突していて、栄華を極めていた恐竜が数カ月で絶滅しているが、虫や小形動物は地下に潜んで、時を待ち復活している。植物もしかり種に託して夜明けを待った。

 戦火が収まったときどうなっているのか?見当もつかないが、住処と食料があれば、再スタートはできる(筈)である。